妻が財産や貯金を持ち逃げした場合の対処法
離婚協議中などに、妻が夫婦の共有財産を持ち逃げしてしまうことがあります。
妻から財産を取り戻すことができなければ、夫は生活に支障をきたしかねません。
しかし、夫婦間の持ち逃げは警察が動きづらく、行方がつかめなければ対応は困難になります。
夫はどうすればいいのでしょうか?
ここでは、妻が財産を持ち逃げした際の対処法を解説します。
個人的な借金の返済などで、妻が財産をすぐに使ってしまうおそれがある場合は、財産を使えなくするための対策が必要になります。
財産の多くを使われてしまえば、のちに裁判所から返済の命令が出たとしても、実際に財産を取り戻すことは極めて難しくなるからです。
1.仮差押え
そこで、裁判所に仮差押えを申し立てましょう。
仮差押えが認められれば、持ち逃げされた通帳の口座を凍結するなどして、妻が財産を処分するのを防ぐことができます。
仮差押えの申請は自分で行うこともできますが、申立書をはじめ用意しなければならないものが非常に多いため、弁護士に依頼をするのがおすすめです。
2.調停申し立て
仮差押えの次は、裁判所に調停を申し立てます。
夫婦の共有財産は夫にも所有権がありますから、妻が勝手に処分することはできません。
離婚をするにしても、財産分与を行う必要があります。
すでに夫婦間での話し合いだけでは解決できない可能性が高いので、調停や裁判で決着をつけるのが確実です。
妻による財産の持ち逃げは、基本的に警察を頼れないことに注意が必要です。
持ち逃げは夫婦間のトラブルであって、窃盗とはみなされません。
刑事事件ではない以上、民事不介入の原則によって、警察は動くことができないのです。
ただし、すでに離婚が成立した元妻による持ち逃げだと、話が少し変わってきます。
窃盗の場合は警察が動ける可能性も
離婚をした妻はすでに他人ですから、財産の持ち逃げが窃盗とみなされる可能性があるのです。
確実に警察が動くわけではありませんが、警察に相談する価値は十分あるでしょう。
もっとも、離婚後の持ち逃げはやや特殊な状況です。
財産分与を終えないうちに離婚届を提出するのは、あまり推奨されません。
持ち逃げされた時に警察を頼れないリスクがあるとはいえ、諸々の問題が片付くまでは離婚しないことをおすすめします。
財産を持ち逃げした妻が行方をくらまし、追跡ができなくなってしまうことはよくあります。
妻の住所がわからなければ、仮差押えや調停の申立もできません。
すでに離婚が成立しているなら警察が動ける可能性もありますが、まだ離婚していない場合はどうすればいいのでしょうか?
住民票や戸籍の附票で追跡する
妻が住所を移していれば、住民票や戸籍の附票に記録が残されるため、追跡は比較的簡単です。
しかし、持ち逃げをする以上は追跡されないための準備を行っているでしょう。
住所を移していない可能性も高いため、住民票や戸籍で妻の居場所を探す方法は望み薄です。
こちらの記事も参考にしてください。
住民票で人探しをおこなう方法と3つの注意点
自力で情報を集める
チラシ配りやポスターの掲示、インターネットでの情報収集によって妻の行方を探すのも1つの手段です。
ただ、集まってきた情報の信憑性を確認するのに時間がかかるため、効率はよくありません。
妻がどこに逃げているのかもわからない以上、発見できる可能性は低いでしょう。
自力での人探しはこちらで詳しく解説しています。
【自力で人探し】自分でできる人探しの方法と手順
探偵に人探し調査を依頼する
探偵は警察と異なり、夫婦間の持ち逃げ事件でも捜索を行ってくれます。
ある程度の費用はかかりますが、大きな財産を取り戻せることを考えれば、依頼する意味は十分にあるでしょう。
また、妻が持ち逃げした財産をどこかに隠していないか調べてもらうこともできます。
人探し調査を得意とする探偵事務所
ここでは、人探し調査を得意としている探偵社をご紹介します。
原一探偵事務所
日本国内から海外まで幅広いネットワークと調査力を持ち、警察や人探しのテレビ番組への捜査協力の実績も高い探偵事務所です。
また、弁護士とも連携をしているので持ち逃げの証拠についてのアドバイスを受けたり、持ち逃げ相手を見つけた後の流れもスムーズにおこなうことができます。
- 24時間無料相談受付
- 全国対応
- 弁護士との連携による安心のアフターフォロー
持ち逃げ相談フリーダイヤル
0120-600-728
当サイトからの申し込みでお得なクーポンGET!
当サイトから原一探偵事務所に無料相談の申し込みをして調査依頼の契約をされた場合、基本料金40,000円が半額の20,000円になります。
※申し込み時に「クーポンID『A10』」とお伝えください。
どれだけ妻を信頼していたとしても、ある日突然財産を持ち逃げされてしまう可能性はあります。
夫が財産の管理を妻に任せている場合は、財産の全容が把握できず、財産隠しの被害にもあいやすいのです。
持ち逃げを防ぐため、夫も普段から財産の管理に責任を持ち、万が一の時には探偵に調査を依頼するようにしましょう。